2007-01-01から1年間の記事一覧

水力開発の現状と促進制度 水力開発の意義

「ハイドロバレー計画ガイドブック」のまとめを続ける。 今回は「2.水力開発の現状と促進制度」の「2.1 水力開発の意義」である。 水力開発の意義とはどの様なものだろうか? 2.水力開発の現状と促進制度 □水力開発の意義 日本国は世界有数のエネルギー…

ハイドロバレー計画ガイドブック 概要

経済産業省資源エネルギー庁が推進するハイドロバレー計画、その関連調査は新エネルギー財団が行っており、同計画に沿ったプロジェクトには補助金が支給されるらしい。 しかし市町村レベルの地方公共団体が水力利用を企画して運用するには知識と経験がまだ足…

ハイドロバレー計画ガイドブック

当サイトを開設して1ヶ月経過したときに私は下記を語っていた。 「小水力」関連のキーワードがヒットして訪れてくれた人は50前後と少し寂しい数字となっています。今後は小水力のコンテンツを増やさねばなりませんね。 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energ…

「イネイネ・日本」プロジェクトの目的

名前がチャーミングな「イネイネ・日本」プロジェクトとは何だろうか。2007年10月3日の設立総会で承認された会則からその目的をみてみる。 本会は、イネのバイオエタノール化を中心としたバイオマスの総合的利用を通して持続的な社会を構築することを目的と…

レンゲソウで省エネ稲作

原油価格が高騰している。原油価格はこのまま高止まりするだろうと専門家はみているようだ。現代農業は石油等のエネルギーを多く使用する。もし原油価格が高止まりするならば、農業の省エネ化を実現しなければ農家の存続は難しいだろう。 一方、化成肥料を購…

「イネイネ・日本」プロジェクト

「イネイネ・日本」プロジェクトなるものがあることを知りました。 「イネイネ・日本」プロジェクト! なんというナイスなネーミング! これは調べねばなりませんね。 稲のバイオ燃料の現状と課題 新庄でワークショップ 山形新聞 http://yamagata-np.jp/newh…

日米財界人が温暖化対策で会合

「日米財界人会議」で「環境とエネルギー」をテーマにした全体会議が開かれるとのこと。「日米財界人会議」とは、日米の経営トップらが両国間の経済問題などを話し合う会議で毎年行われており今年で44回目。日本側は財界人25人が参加する。 日米の経営者…

1ヶ月が経ちました

「農業とエネルギー」も本格稼動から1ヶ月が経ちました。その間、3100impものアクセスをいただき、その多さに少し驚いています。 訪問者の85%が検索エンジンから訪れており、「バイオエタノール」や「バイオマス」というキーワードがヒットしたようです。 …

バイオハイドライドとは

ハイパーハイドライドについては前回のエントリーでまとめました。 有機ハイドライドについては前々回のエントリーでまとめました。 今回はバイオハイドライドについてまとめてみます。 ハイパーハイドライドと同じく、現在のところバイオハイドライドについ…

ハイパーハイドライドとは

有機ハイドライドについては前回のエントリーでまとめました。 今回はハイパーハイドライドとは何かについてまとめてみます。 現在のところハイパーハイドライドについての情報は連山の技術担当による説明しかありませんので、その内容を元にまとめてみます…

有機ハイドライドとは

前回、ハイドライドとは負の電荷を帯びた水素原子のことであり、水素原子が電子を受け取り負の電荷を帯びたものと考えればよいことは理解した。 次に比較的情報の多い、有機ハイドライドを考えてみる。 有機ハイドライドに関しては「連山」の永井俊哉氏のエ…

ハイドライドとは?

有機ハイドライド、ハイパーハイドライド、バイオハイドライドとは何かを理解するためには、そもそもハイドライドとは何かを理解しなければならない。ハイドライドとは、私は水素化合物の事であろうと考えていたのだが、調べてみると少し違うらしい。 ■ハイ…

「連山」と「水素文明」

最近、閲覧している「連山」というウェブサイトでは、これまでの文明を「炭素文明」とし、今後は「水素文明」に移行すべきであると提唱しています。そして「水素文明」の中核となるのは水素化合物(ハイドライド)の活用技術であり、なかでも「ハイパーハイ…

「連山」への質問

「連山」の担当者に「ハイパーハイドライド」「バイオハイドライド」について下記の質問をしたところ、技術担当の方より丁寧な回答をいただきました。まずはこの回答を理解するところからはじめてゆきたいと思います。 【特報】バイオハイドライドの量産化に…

電気・ガス料金、一斉値上げへ

2007年10-12月に続き2008年1-3月も電気・ガス料金が値上げです。標準家庭では、電気料金が月額42ー156円、ガスが53-75円の値上げとなるとのこと。 当家もそろそろ新エネルギーへの転換を考慮しなければなりませんね。 電気・ガス料金、一斉値上げ=原油やLN…

オーストラリア穀倉地帯、干ばつで穀物収穫1/4に

農業情報研究所様の記事です。 ■現象 オーストラリアの穀物主産地であるニュー・サウス・ウエールズ州の2007-08年穀物収穫量が当初予測の1144万トンを大きく下回る280万トンとなるとの見込みが発表された。 昨年は前3年間平均:1072万トンを70%以上下回る306…

原子力発電所が安全ならば都市に作るべき

地元住民らによる中部電力浜岡原子力発電所の運転差し止めの要求は認められませんでした。 地震が起こる確立が高いとされている地域で原子力発電所を運営してゆくことは、安全性はもちろん経済性の面でも疑問です。 7月の新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈…

電気料金、来年1月値上げへ

また電気料金値上げです。 理由は原油価格の上昇。 「電気会社の業績への影響憂慮」などどうでも良いのですが、食料費も徐々に値上げされていますし、弱者の生活はますます苦しくなるのでしょう。しかしながら省エネと新エネルギーにとっては追い風といえる…

独バイオディーゼル企業が生産を一時停止

農業情報研究所さんのニュースです。 ■現象 ドイツのペトロテック社がバイオディーゼルの生産を一時的に停止すると発表した。生産能力過剰、原料価格高騰、バイオ燃料課税が重なり市場条件が悪化、生産コストをカバーしきれずバイオディーゼルの生産を一時的…

バイオエタノールはガソリンの代替にはならない

ガソリンの代替としてバイオエタノールが期待されているが、それは幻影である。 ガソリンの代替としてバイオエタノールを大量生産しようという試みは、環境破壊をもたらすため持続しない。つまりガソリンを代替できるほどの量のバイオエタノールは環境破壊を…

苦境に立つバイオマス

NHKニュースで「苦境に立つバイオマス」を報道していた。 ■現象 林野庁の補助金で建てられたバイオマス工場のち1/4について実際の売上げが予定の半分にも届いていないことが明らかになった。 ■バイオマス工場 ある工場の責任者は 「黙っていても売れると…

ライスショック 2 

NHKスペシャルの「ライスショック」第二回を見ました。 以下はそのメモと感想です。 第一回のメモと感想はこちら ■メモ □事例:秋田県美郷町 集落営農に取り組む。 ・農地整備計画の費用が捻出できないまま大型機械を導入 ・その支払いが圧し掛かるところに…

小水力発電は2億世帯の電力をまかなうかも

高校生が小水力発電の実験を成功させたとのこと、すごい! 小水力発電に注目 都留の高校生が実験成功 産経ニュースhttp://sankei.jp.msn.com/region/chubu/yamanashi/071013/ymn0710130240000-n1.htm 池田教授は今後の可能性などについて「国内の水力エネル…

原油価格高騰 1バレル100ドルも視野に

10月17日は原油価格に関するニュースが飛び交った。 ニューヨーク商業取引所の原油先物相場が史上初めて1バレル88ドル台を記録し、1バレル100ドルが視野に入った。一方でOPECは価格上昇に懸念も表明するも、「上昇抑制のためにOPECがこれ以上できる…

アフリカの農業生産量は20年までに半減の恐れ

食料の価格上昇は、弱者を直撃するのだろうか。 国連世界食糧計画のジョゼット・シーラン事務局長は「干ばつで、アフリカの農業生産量は20年までに現在の半分になるとの予測もあり、食料供給に重大な打撃を与える」と述べ、穀物価格高騰と共に気候変動が世…

ライスショック

NHKスペシャルの「ライスショック」第一回を見ました。 以下はそのメモと感想です。 ■メモ 国内の外食産業は価格競争に落ちっており、価格が第一、安心安全は第二という優先順位になっているのが現状。また日本人一人当たりの米消費量は、昭和37年は約120kg…

水力エネルギーのポテンシャル

日本における水力エネルギーのポテンシャルをどう考えれば良いのだろうか? なかなかそれらしい数値が見つからないのだが、水力エネルギー読本での推計によると下記の通りである。 小水力エネルギー読本 小水力利用推進協議会 日本の平均年間降雨量:約1.7m/…

「ピークオイル問題は2010年頃にやってくる?

本当に「ピークオイル」はあるのでしょうか? 「ピークオイル」が来るとすれば、それはいつ頃なのでしょうか? 地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか (扶桑社新書) 石油が問題になる時点というのは、需要が伸びているのに、供給できなくなる時点です…

2007年産米 過剰作付け33県/需給調整見直し必至

2007年の米の作付けは33県で過剰作付けとなっているようです。これは前年産より5府県の増加だそうで、過剰作付面積も7万1748ヘクタールとなり、06年から3682ヘクタール増加したとのこと、さらなる米価下落が懸念されます。 燃料費が高騰するな…

「次世代エネルギーパーク」に「長崎次世代エネルギーパーク計画」など6件

「次世代エネルギーパーク」に下記の6件が認められたとのこと。 1.茨城県「茨城県次世代エネルギーパーク構想」 2.和歌山県・御坊市「日高港新エネルギーパーク」 3.岡山県・真庭市「真庭市地産エネルギーパーク計画」 4.福岡県・北九州市「北九州…