2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

食糧は金を出しても買えなくなる?

世界の反対側からエネルギーや食料を輸送してもソロバンが合うような自由貿易がどこまで続くかは疑問だし、餓死する国民がいるような国から食糧を金で買い叩くのは寝覚めの悪い行為でもあるので、ある程度自国の食料自給率は上げといた方がよいと私は思う。 …

「シュードコリシスティス」とは?

前回のエントリーでDr. K様から指摘をいただきました「シュードコリシスティス」を軽く調べてみました。 マリンバイオマスは食糧難の救世主? http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080119/p1#c まず結論からをいうと、軽油を作る微生物といわれる「シュ…

マリンバイオマスは食糧難の救世主?

マリンバイオマスはエネルギーだけでなく食糧も生産するのだろうか? 「Dr. K ピークオイル考」様で、ユーグレナとかスピルリナなどという食用の藻類がピークオイル後の食糧を支えるかもしれないというエントリーが上がっている。 Dr. K ピークオイル考 ピー…

「イネイネ・日本」が3月に東京でシンポジウム

「イネイネ・日本」プロジェクトは3月5日、東京大学農学部弥生講堂・一条ホールで第3回シンポジウムを開催する。テーマは「イネのバイオエタノール化の背景と実証」で、参加費は会員無料、一般3,000円となっている。 現在、バイオ燃料の問題点に注目が集…

小水力利用推進協議会が2月に東京でシンポジウム

小水力利用推進協議会は2月に東京でシンポジウム『コミュニティ・エネルギーの可能性を探る』を開く。参加費は無料だが資料代が800円かかる … 安い … こういうのでちゃんと活動費を稼ぐべきだと思うが。 というか、なにしろ表題が『コミュニティ・エネルギ…

マリンバイオマス 1

海藻から作るバイオ燃料って魅力的ですよね。 海藻からのバイオ燃料が有力に? http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080115/p1 マリンバイオマスとは実際にどの様なものなのかを知るために、三菱総合研究所などが中心となった「新生アポロ&ポセイドン構…

海藻からのバイオ燃料が有力に?

水産庁は、海藻からバイオエタノールを作る技術の研究に2008年度から着手するとのこと。08年度政府予算では約6000万円の研究費用が確保され、5年で技術を確立する計画である。 海藻でバイオ燃料、水産庁が5年で技術を確立へ http://www.yomiuri.co.jp/atmo…

農家と食料自給率

私にとって「食」は人生の楽しみのひとつである。そして「食」とは地のものを食べることが基本だと考えている。さらに農家は、田畑を維持し、地域社会を支え、国民に食料を供給することで国に貢献している存在だと思っている。 しかし日本の食料自給率は低く…

バイオ燃料の残りかすを家畜の配合飼料に

バイオエタノール製造時にでる残り粕(DDGS)を家畜の配合飼料の原料とする動きが広がりつつある。配合飼料の原料であるトウモロコシなどの穀物価格が高騰、そこで排出量が増え価格が下落しているバイオ燃料の残り粕を輸入し配合飼料の原料とする動きが…

子曰 學而時習之 不亦説乎

論語の有名な言葉に 子曰はく 学んで時にこれを習う また説(よろこ)ばしからずや というものがある。 「学ぶ」とは、新しいことを学びとることである。 「習う」とは、学んだことを繰り返し、自分のものに習熟することである。 「説(よろこ)ばしからずや…

サイパン商務省長官がバイオディーゼル生産で援助求める

サイパンの商務省長官であるJames A Santos氏が「連山」上で日本企業などに援助を求めている。 James A Santos氏によるとサイパンは現在、化石燃料価格の高騰によりエネルギー不足が深刻化しており、日常生活に影響が出ているため、住民がアメリカ合衆国への…

小水力利用推進協議会が「新エネ法施行令の改正案」にパブコメ提出

□事象 小水力利用推進協議会は7日、新エネ法施行令の改正案についてパブリックコメントを提出した。 昨年12月に公示された新エネ法施行令の改正案では利用促進対象に千キロワット以下の水力発電が追加されたが、その条件に「かんがい、利水、砂防その他の発…

食燃自給率の低さこそが日本のリスク

「食料自給率×エネルギー自給率」を「食燃自給率」と呼ぶこととして、日本の食燃自給率は1.6%である。日本のエネルギーの自給率は4%、食料の自給率は39%であるため、それを掛け合わせると1.6%にしかならないのだ。 食燃自給率=食料自給率×エネ…

食燃自給率=食料自給率×エネルギー自給率

Dr. Kさんとの会話でふと浮かんだ「エネルギー自給率×食料自給率」というコンセプトは「食料とエネルギーの地産地消」を図る上での指標になるかもしれませんね。 ピークオイルがもたらす問題 食糧 (4) 飢餓人口と肥満人口 Dr. K ピークオイル考 http://amebl…

大豆調達は国内シフトへ

大豆製品加工業者が大豆の調達を国内にシフトし始めているとのこと。大豆の国際価格が高騰している状況において原料を安定確保するためには国内の大豆生産者と直接契約するのが一番良いということである。 この様な動きがでてくれば徐々に食料自給率は上がる…

NY原油が1バレル100ドルに

NY原油が1バレル100ドルを付けたというニュースが世界を駆け巡っているようだ。2008年の正月に原油価格が「桁上がり」した事は確かに象徴的である。国内の新聞の論調などみると原油価格の冒頭は投機筋の資金流入が原因であるとしているが、ピークオイル論…

原油の輸入CIF価格は10年で4倍弱に

Dr. Kさんから、原油の「輸入CIF価格」は1995年から実質5倍になっているという指摘をいただきました。 原油価格が1年で1.6倍に http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080102/p1#c 原油は輸入CIF価格でみると、1995年には 1キロリットル当たり 11,204…

原油価格が1年で1.6倍に

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は31日、1バレル95.98ドルで取引を終えた。これは2006年の終末値61.05ドルから57.2%上昇した。 NY原油、横ばい=1年で57%上昇 時事通信 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008010100057 急激な原油価格…

新年あけましておめでとうございます

今年はもう少しインテリジェンスが感じられる文を書けるようになりたいですね。2007年後半に手嶋龍一氏と佐藤優氏の著作を多く読んでいたため「インテリジェンス」にヤラレております。もちろん私などがインテリジェンスを振りかざすとミットモナイことにな…