食燃自給率=食料自給率×エネルギー自給率
Dr. Kさんとの会話でふと浮かんだ「エネルギー自給率×食料自給率」というコンセプトは「食料とエネルギーの地産地消」を図る上での指標になるかもしれませんね。
ピークオイルがもたらす問題 食糧 (4) 飢餓人口と肥満人口
Dr. K ピークオイル考
http://ameblo.jp/tetsuyuu/entry-10063487325.html#c10087202577
原油の輸入CIF価格は10年で4倍弱に
http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080103/p1#c1199469251
どなたか卒論などで「エネルギー自給率×食料自給率」の国別比較をやってもらえませんか … などという無茶ブリはともかく、エネルギー自給率と食料自給率が100%のA国、日本、アメリカ、オーストラリアを比較してみると下記の通りです。
ちなみにエネルギー自給率は一次エネルギーの自給率で、食料自給率はカロリーベースで計算しています。また「エネルギー自給率×食料自給率」はメンドクサイので“食燃自給率”と呼んでしまいます。(数字は正確でないかもしれません悪しからず)
□A国 食燃自給率:100%
エネルギー自給率:100%(1)
食料自給率:100%(1)
食燃自給率:100%=100%×100%(1×1)
□日本 食燃自給率:1.6%
エネルギー自給率:4%(0.04)
食料自給率:39%(0.39)
食燃自給率:1.6%=4%×39%(0.04×0.39)
エネルギー自給率:70%(0.70)
食料自給率:132%(1.32)
食燃自給率:92.5%=70%×132%(0.70×1.32)
□オーストラリア 食燃自給率:670.5%
エネルギー自給率:217%(2.17)
食料自給率:309%(3.09)
食燃自給率:670.5%=217%×309%(2.17×3.09)
日本の食燃自給率は1.6%です。アメリカは90%を超えていますね、さすがにリスク管理はしっかりしています。オーストラリアは別格、目の毒です。それにしても軍事面や通貨面で不安定化するだろう今後を生きるにしては日本は脆弱すぎませんか。せめて食燃自給率は50%は超えておかないと、と思います。