仏核施設で爆発、「原発」が大統領選で争点化も


 原子力発電を推進するフランスの低レベル放射性廃棄物処理施設で12日に爆発事故があり、施設職員1人が死亡、4人が重軽傷を負った。


 原子力安全当局は「極めて低レベルの放射性物質が出た恐れがある」としたが、仏原子力庁は施設外への放射性物質の漏えいはないとしている。

 毎日新聞によると、爆発は低レベルの金属製核廃棄物約4トン(約6万3000ベクレルに相当)を溶融炉で溶かす過程で発生。溶融炉は建屋内にある遮蔽(しゃへい)された空間に設置されており、爆発で遮蔽壁が吹き飛んだものの、建屋自体に大きな損傷はなかったという。

 フクシマと今回の事故により、フランス大統領選で「原発」が争点化する可能性も出てきた。


■コメント


 核廃棄物の溶融炉が爆発したものの建屋で漏えいを防いだってことでしょうか。隣国ドイツの見方は厳しいようですし、まずは情報公開がどの程度なされるか、ですね。