原油価格が1年で1.6倍に

 ニューヨーク商業取引所NYMEX)の原油先物相場は31日、1バレル95.98ドルで取引を終えた。これは2006年の終末値61.05ドルから57.2%上昇した。


 NY原油、横ばい=1年で57%上昇
 時事通信
 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008010100057


 急激な原油価格の上昇は、世界経済にダメージを与えるだけではなく、日本の農業にも深刻なダメージを与える。トラクター、田植え機、コンバイン、乾燥機など米作で利用する機器のエネルギーは石油でまかなっている。さらに生産者から消費者までの物流も石油に支えられており、原油価格の上昇は農業の全ての過程でコストを押し上げることになるからだ。


 2008年は、原油価格の高止まりなどを追い風に新エネルギーの実用化が進展するだろう。その先にはいよいよ「食料とエネルギーの地産地消」が待っている。楽しみである。



 アメリカの新エネルギー法案が成立
 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20071223/p1


 電気・ガス料金、一斉値上げへ
 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20071030/p1


 原油価格高騰 1バレル100ドルも視野に
 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20071023/1192633380