ニュース

日本の「交易利得・損失」が26兆円のマイナス

□事象 NIKKEI NETによると、日本の実質的な所得の流出入を示す「交易利得・損失」について2008年1―3月期の流出額が26兆円にも上ったととのこと。これは1年前の1.6倍で今後も広がる見通し。原因は、資源高により輸入支払いが増える一方、電子機器や自動車など…

2008年5月の貿易収支は3656億円の黒字

日本の「交易利得・損失」が26兆円のマイナス(2008年1-3月)ということで、あーあと思っていたら、2008年5月の貿易収支は3656億円の黒字だそうです。まぁ3ヶ月連続のマイナスではあるそうですが、いいじゃないですか黒字なら。 日本の「交易利得・損失」…

有機ハイドライド車、中国で事業化へ

「市川氏など開発の有機ハイドライド車 中国で大規模事業化へ 大手石炭企業と提携 水素混焼でCO2 3割減」 環境新聞 http://www.kankyo-news.co.jp/ps/qn/guest/news/showbody.cgi?CCODE=50&NCODE=56 有機ハイドライドの実用化に取り組まれている市川教授…

ベトナムの米、豊作か

□事象 農業情報研究所によると、「国内供給不足と価格高騰への懸念から米の輸出を制限してきたベトナムが、供給過剰と価格下落への懸念から、一転、米輸出奨励に乗り出す」とのこと。 今年は春−冬作、夏−秋作とも豊作で、米総収穫量は去年よりも100万トン増…

マツダ、水素カーを公道で試験 年度内リース販売

マツダ、水素カーを公道で試験 年度内リース販売 http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080620c6b2001v20.html マツダは20日、水素とガソリンの2つの燃料で走行できる水素ハイブリッド車「プレマシーハイドロジェンREハイブリッド」で国土交通省の認定を…

日本茶カフェ サントリーが京都に開設

日本茶カフェってなんで少ないんでしょうか? コーヒーには高いお金を支払うのに、お茶はタダでサービスされるものという意識が強いように感じますね。コーヒーはもちろん、そもそも海外から汲んできた水なんかよりお茶が安いって、へんじゃないですか? よ…

毎日新聞、発言席:石油ピーク後

毎日新聞の発言席というコラムで東京大学名誉教授の石井吉徳氏が「石油ピーク後」を寄稿しているとのこと。紙面は「石油ピークは農業ピーク、そして文明ピーク」さんにあるのだが、大手メディアでこの様な発言が現れることは良いことであろう。 毎日新聞、発…

ベトナムが米輸出再開へ 米価は下がらず

□事象 農業情報研究所によると、ベトナム政府が米輸出新規契約の禁止を解除。世界第二の米輸出国であるベトナムは今年4月から米輸出の契約を禁止していたがこれを解除したもの。新規契約に際しての最低輸出価格はトンあたり800ドルで輸出量は350万トンまで…

六ヶ所村・再処理工場の直下に活断層か、M8の恐れも

日本原燃の使用済み核燃料再処理工場の直下1キロ・メートル(マジ!?)に断層がある可能性が高いとのこと。 日本に断層のないところってあるのか? 日本列島の周りには3つだか4つだかのプレートがそれぞれぶつかり合っているらしいので、断層なんて探せば…

食糧自給率あれこれ

ニュースなどで食糧自給率の話題をよく目にするようになった。「日本の食糧自給率が4割を切って大変だ」ということである。 ところで食糧自給率にはカロリーベースと生産額ベースがある。平成17年度の食糧自給率は、カロリーベースで39%、生産額ベースで69…

小麦・大豆価格は安定、トウモロコシは上昇か

米国農務省農業統計局(NASS)は 3月31日、今年の農作物作付予想面積を発表。(農業情報研究所から) トウモロコシの作付面積は8,600万エーカー(3,440万ha)で前年から8%減少。バイオエタノール・ブームにより昨年は史上最高の作付面積を記録したトウモロコ…

NY原油が最高値更新 114ドル台

NY原油価格上昇が止まりません。「NY原油が1バレル100ドルに」を書いたのが1月4日でした。そして2008年冒頭は3日連続で原油価格の話題を書きました。 NY原油が1バレル100ドルに http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080104/p1 原油の輸入CI…

Earth Day Tokyo 2008 に苦笑

「Earth Day Tokyo 2008」が4月19,20日に開催されるとのことでWEBをチェックしてみましたが … ふつふつとこのイベントを否定したくなる気持ちを抑え切れません。六本木あたりでLOHASとやらを上品に語っている人々と同じ嫌らしさを感じます。 「Earth Day To…

「食の戦争」

週間東洋経済の2月23日増大号では「食の戦争」と題して「食」を特集している。日本の「食」にまつわる問題を経済面からまとめており面白く読んだ。 丸紅経済研究所所長の柴田明夫氏は「原油、非鉄金属、鉄鉱石、石炭などで起きている価格上昇の一環として、…

輸入小麦価格、4月から3割値上げへ

政府が製粉会社へ売り渡す輸入小麦の価格が4月に3割値上げされるとのこと。昨年は4月に1・3%、10月に10%値上げされましたが、特に10月の値上げはカップ麺などが値上げされたため社会的な大騒ぎとなりました。 それが今回は30%ですか … 大変…

冷凍餃子事件の雑感

私の周囲でも今回の「冷凍餃子事件」が話題になることが多く、いろいろと話を聞かされます。その多くは、中国製品のクオリティ問題や、中国国内の環境問題、または中国企業の拝金主義的性質などが関連した話です。 しかし、はたしてそうなんでしょうか? 中…

海藻からのバイオ燃料が有力に?

水産庁は、海藻からバイオエタノールを作る技術の研究に2008年度から着手するとのこと。08年度政府予算では約6000万円の研究費用が確保され、5年で技術を確立する計画である。 海藻でバイオ燃料、水産庁が5年で技術を確立へ http://www.yomiuri.co.jp/atmo…

バイオ燃料の残りかすを家畜の配合飼料に

バイオエタノール製造時にでる残り粕(DDGS)を家畜の配合飼料の原料とする動きが広がりつつある。配合飼料の原料であるトウモロコシなどの穀物価格が高騰、そこで排出量が増え価格が下落しているバイオ燃料の残り粕を輸入し配合飼料の原料とする動きが…

サイパン商務省長官がバイオディーゼル生産で援助求める

サイパンの商務省長官であるJames A Santos氏が「連山」上で日本企業などに援助を求めている。 James A Santos氏によるとサイパンは現在、化石燃料価格の高騰によりエネルギー不足が深刻化しており、日常生活に影響が出ているため、住民がアメリカ合衆国への…

大豆調達は国内シフトへ

大豆製品加工業者が大豆の調達を国内にシフトし始めているとのこと。大豆の国際価格が高騰している状況において原料を安定確保するためには国内の大豆生産者と直接契約するのが一番良いということである。 この様な動きがでてくれば徐々に食料自給率は上がる…

原油の輸入CIF価格は10年で4倍弱に

Dr. Kさんから、原油の「輸入CIF価格」は1995年から実質5倍になっているという指摘をいただきました。 原油価格が1年で1.6倍に http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080102/p1#c 原油は輸入CIF価格でみると、1995年には 1キロリットル当たり 11,204…

原油価格が1年で1.6倍に

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は31日、1バレル95.98ドルで取引を終えた。これは2006年の終末値61.05ドルから57.2%上昇した。 NY原油、横ばい=1年で57%上昇 時事通信 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008010100057 急激な原油価格…

アメリカの新エネルギー法案が成立

アメリカの新エネルギー法案が成立した。自動車燃料規制強化を柱とすることが目玉とのこと。「自動車とエネルギー」というカテゴリーは「農業とエネルギー」よりも世界に対する影響が大きい。話を聞いていると燃料電池車などの動向もホットであり、誰かこの…

コピー用紙からバイオエタオール

広島のベンチャー企業が使用済みコピー用紙からバイオエタノールを製造することに成功したとのこと。この様なことを考えている企業があることに驚きと感動を覚えた。 考えてみればセルロースは身の回りにいくらでもある。これらを簡単にエタノールにできるの…

バイオ燃料に減税措置

バイオエタノールとガソリンとを混ぜた燃料について、バイオエタノール分のガソリン税を非課税とすることを2008年度税制改正で導入することを政府・与党が決めた。 最終的には燃料電池が市場を支える存在となるのだろうが、それまではバイオエタノールを燃や…

オーストラリアの農産物輸出、2050年に15-79%減少の恐れ

農業情報研究所様の記事です。 □事象 オーストラリア農業資源経済局(ABARE)は12月6日、気候変動(地球温暖化)のオーストラリア農業への影響に関する研究報告を発表。 報告によると、気候変動により農業生産性と世界経済活動は退潮し、主要農産商品の世界…

レンゲソウで省エネ稲作

原油価格が高騰している。原油価格はこのまま高止まりするだろうと専門家はみているようだ。現代農業は石油等のエネルギーを多く使用する。もし原油価格が高止まりするならば、農業の省エネ化を実現しなければ農家の存続は難しいだろう。 一方、化成肥料を購…

日米財界人が温暖化対策で会合

「日米財界人会議」で「環境とエネルギー」をテーマにした全体会議が開かれるとのこと。「日米財界人会議」とは、日米の経営トップらが両国間の経済問題などを話し合う会議で毎年行われており今年で44回目。日本側は財界人25人が参加する。 日米の経営者…

電気・ガス料金、一斉値上げへ

2007年10-12月に続き2008年1-3月も電気・ガス料金が値上げです。標準家庭では、電気料金が月額42ー156円、ガスが53-75円の値上げとなるとのこと。 当家もそろそろ新エネルギーへの転換を考慮しなければなりませんね。 電気・ガス料金、一斉値上げ=原油やLN…

オーストラリア穀倉地帯、干ばつで穀物収穫1/4に

農業情報研究所様の記事です。 ■現象 オーストラリアの穀物主産地であるニュー・サウス・ウエールズ州の2007-08年穀物収穫量が当初予測の1144万トンを大きく下回る280万トンとなるとの見込みが発表された。 昨年は前3年間平均:1072万トンを70%以上下回る306…