アメリカの新エネルギー法案が成立


 アメリカの新エネルギー法案が成立した。自動車燃料規制強化を柱とすることが目玉とのこと。「自動車とエネルギー」というカテゴリーは「農業とエネルギー」よりも世界に対する影響が大きい。話を聞いていると燃料電池車などの動向もホットであり、誰かこの辺の「自動車とエネルギー」をブログでまとめてくれないだろうか?ウチで自動車のカテゴリーをひとつ作るかな。でもフィールドを広げると勉強が追いつかないんですよね。日本の農業に焦点を当てて情報を拾うだけでも精一杯。能力の低さが恨めしい。



 さて下記にアメリカの新エネルギー法のポイントをまとめておきます。



□燃費


 新エネルギー法の柱となる乗用車と小型トラックの燃費規制は、2020年までに1ガロン当たり平均35マイル(1リットル当たり約14・9キロ)とするとのこと。



バイオ燃料


 エタノールなど代替燃料の生産能力を20年までに現行の5倍の360億ガロンに拡大する目標も盛り込んだ。360億ガロンのうちコーン・エタノールは150億ガロン(現在の生産能力の2倍)にとどめ、残りの210億ガロンはトウモロコシの茎や木くずなど農業廃棄物を原料にしたセルロース(植物繊維)エタノールなど新バイオ燃料でまかなう。


■まとめ


 アメリカはエネルギー源の分散と省エネを国策とした。同時にCO2対策をベースに置いている。EU主導の国際会議では後手を踏んでいるが、しっかりした国内施策を実現させて主導権を奪い返したいという考えだろうか。


 バイオ燃料に関しては、360億ガロンの生産能力を保有することを目標としている。このうち議論を呼んでいるコーン・エタノールについては現在の生産能力の2倍である150億ガロンを目処としており、残りをセルロース系などの新バイオ燃料から供給することとしている。


 このセルロース系などの新バイオ燃料として何が来るのかが注目です。








米でエネルギー法成立 温暖化対策、前進?
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/110990/