「永井 健太郎」さんのツイートが素晴らしい

 「twitterで小水力を語る人たちとウマが合いそうな気がする」ということで最近は小水力を含むツイートをチェックしているのですが、永井健太郎さんのツイートが素晴らしいので感動しております。



 永井健太郎さんのツイートの特徴は、小水力発電に関する全国の情報が発信されていることです。プロフィールによると全国小水力利用推進協議会に参加されているらしいので、そこから情報を得ているのだろうけれども、この手のものを続けるのって大変だと思うのですよね。もしかして「小水力発電ニュース」も担当しているのかな。もしそうだったら、もっと大変だと思います。頑張ってください!


 語り口もソフトですし、小水力発電好きな方はフォローしてみてはいかがでしょうか?


 永井健太郎さんのツイート
 http://twitter.com/#!/nikonikoJ

twitterで小水力を語る人たちとウマが合いそうな気がする

 遅まきながら昨年始めたtwiiter。何気に「小水力」で検索してみたところ、小水力を肯定的に語る方が多くおられました。いや、ホント勝手でおかしいと思うのですが、なにかウマが合いそうな気がして、少しテンションが上がってます。


  twitter:小水力
  http://twitter.com/#!/search/%E5%B0%8F%E6%B0%B4%E5%8A%9B


 「農本主義」的な要素をもってたり「非現実的な夢想家」の素質がある人が好きなんですが、そういうことだよなきっと。



■関連記事

 「非現実的な夢想家」と「現実的な実務家」の間で
 「農本主義」じゃないけれど

いま政府は「原発は安全です」と語る資格があるのか?


 原子力発電所の再稼働要請について海江田経産相が言及し管首相が追認した。


 まず確認したいのが「誰が安全確認するんだよ!」ということ。まさか経済産業省原子力安全・保安院じゃないよな。


原発菅首相「安全性が確認されたものは稼働」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110620k0000m040034000c.html

菅直人首相は19日、停止中の原発の再稼働を地元自治体に要請する方針を海江田万里経済産業相が表明したことについて「私もまったく同じだ。すべての原発を停止するとは言ってない。(政府が停止要請した中部電力)浜岡(原発)は例外的で特別な事情があるが、他の安全性が確認されたものは稼働していく」と述べた。インターネットを通じた国民との自然エネルギーに関する「オープン対話」の際に語った。【高橋恵子


 原子力発電所への信頼が失墜したのは、推進してきた原子力安全・保安院経済産業省、学会、東京電力が産業界だけを意識し、国民や消費者を蔑にしたからだ。いま彼らに「安全」を語る資格があるとはとても思えない。反原発推進派の学者や日本医師会などを交えたオープンな会議で安全を確認しない限り信頼は回復しないだろう。


 そんな現状において「安全性が確認されたものは稼働」って … 安全性が確認されたことを信用しろって方が無理だろ!



 … あたりまえだろ、こんなこと。
 言わせんな、恥ずかしい。

発電機の磁石をいいカンジに並べたら磁力抵抗が「ゼロ」になったって、マジですか!?

 これ、ホントだったら凄すぎませんか。
 ほぼ、革命じゃないですか。
 まさに「コロンブスの卵」なんですけど。

 平松敬司さん、すごいな。
 ホントに本当なんですか?
 教えてエライ人。



磁力抵抗「ゼロ」の発電機 草津の男性が発明
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110531000016

 滋賀県草津市の元建設請負業の男性が、発電機を回す時に生じる磁石の抵抗を大幅に軽減させる仕組みを発案し、解析した京都大准教授がこのほど学会で発表した。簡易な構造だが誰も試みなかった「コロンブスの卵」的発想で発電装置の簡略化が見込め、電気自動車や風力発電などへの応用に期待も高まっている

 同市平井5丁目、平松敬司さん(72)の連式発電機。永久磁石を用いた発電機は磁石を円盤に並べて相対させ、軸を回転させることで電気を発生させる。しかし、磁石同士が引き合う力が働くため、回転が重くなることが「宿命」だった。

 平松さんは、4台以上の発電機を1本の軸でつなげ、各台の磁石の位置を軸から見て均等な角度でずらすことで、磁石が引き合う力を相殺させることを発案。モデルを試作したところ、発電機を増やすにつれ回転が軽くなることを確認した。国際特許を出願し、現在審査中だ。

 平松さんは民間の試験機関に依頼して解析したデータを基に昨秋、京都大の中村武恒准教授(電気工学)に相談。中村准教授がコンピューターで解析したところ、発電機を8台並べると磁力の抵抗がほぼゼロになることが分かった。このほど茨城県つくば市で開かれた春季低温工学・超電導学会で発表した。

 中村准教授によると、平松さんの発電機で生じる電気は波形がぶれず発熱ロスが少ないため、発電機の「弱点」ともいえる制御装置や廃熱装置が不要になることも見込める。低回転でも電気が取り出しやすいなど利点が多く、ハイブリッドカーや電気自動車の発電機をはじめ風力発電機などへの導入も期待される。すでに企業からの引き合いもあり、本格的な発電機を試作し、応用を検討する

 中村准教授は「目からウロコの発想だが、どうして今まで誰も気づかなかったのか。多分野への広がりが期待できそうだ」と驚き、平松さんは「自転車の発電機の抵抗を軽くしようと思いついたのがきっかけ。素人の発想を聞いてもらえてありがたい」と、協力に感謝している。

太陽光を集めて水から水素を作ろう


 将来どこかのタイミングでエネルギーキャリアは水素になるのだろうと思います。もちろん小水力などの分散型発電機をスマートグリッドにつなげるのは否定しないのだけど、メガソーラーなど大規模になんかしようとするときは水素を生産して有機ハイドライドなどに加工し、輸送や貯蔵を行ったほうがよいのだろうと思うのです。多分、10年後はスマートグリッドが、30年後は水素利用が活発化するだろうと思います。



 で、日本でもよい実験が始まっていますね。
 投資を考えるならば水素も視野に入れてもよいのでは?



宮崎県、太陽光による水素製造を研究
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20110617-OYT1T00012.htm

 東京電力福島第一原子力発電所の事故などを受け、自然エネルギーへの注目が集まる中、宮崎県は全国3位の日照時間を生かし、太陽光による「新エネルギーの拠点づくり事業」に乗り出す。
 水素製造では、新潟大が研究を進める技術を活用する。水を分解し、水素を発生させるには通常約3000度の高温が必要だが、同大の開発した触媒を使用することで1500度まで下げることができる。県は、ビームダウン式集光装置との併用で、太陽光による水素製造技術の開発を目指す
 水素を安定して供給できるようになれば、水素自動車や燃料電池などへの利用が可能になる。県は2020年頃までの実用化を見込んでおり、民間への技術移転や企業誘致も促進するという

 

東亜電機工業が80万円の「ピコ水力発電機」を開発


 小水力発電機の開発が日経で取り上げられるようになったのですね。
 とてもいいことではないでしょうか。


 超小型の水力発電装置 東亜電機工業、工場廃水など利用
日経

 建設機械の電装部品を手掛ける東亜電機工業(金沢市、安井克郎社長)は、工場の排水や農業用水などで発電できる超小型の小水力発電装置を開発した。水が落ちる際にらせん状の羽根が回転する力で発電する。内蔵する蓄電池に電力をため、夜間の照明などに使う用途を見込む。身近な流水を利用できる点を訴え、3年以内をメドに年間100台の販売を目指す。

 大きさは長さ1メートル57センチ、高さ1メートル、幅43センチ。取水口は直径10センチメートル。蓄電池を除いた重さは120キログラム。羽根は繊維強化プラスチック(FRP)でできている。販売価格は70万〜80万円専門に営業する担当者を決め、今年度内に本格的に売り出す

 今後も自然エネルギーを活用した新商品の品ぞろえを増やす考えだ。小型水力発電装置は一定の流水量さえあれば、風力発電太陽光発電よりも安定的に電力を生み出せることをアピールする。

 蓄電池内蔵で70万〜80万円って安くないですか?
 水量と落差が見込める場所なら是非ものでしょう。

 小水力発電機開発がニュースになる時代が来ました。
 いよいよ面白くなってまいりました。



■関連リンク


 東亜電機工業
 http://www.toadenki.co.jp/index.html

「非現実的な夢想家」と「現実的な実務家」の間で


 村上春樹さんが「非現実的な夢想家として」と題するスピーチをカタルーニャ国際賞受賞式で行った。



  村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(上)
  http://mainichi.jp/select/today/news/20110611k0000m040017000c.html


  村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(下)
  http://mainichi.jp/enta/art/news/20110611k0000m040019000c.html


コメント


 私は日々、効率を追求し、生産性を向上させ、利益を拡大させることを目標に仕事をしている。いうなれば「現実的な実務家として」働いている。


 しかし社会が「現実的な実務家として」効率と利益を追求した結果が福島原発事故となり、周辺地域の壊滅であるとするならば、やはり何かが間違っていたと感じざるをえない。


 私が「農業とエネルギー」というブログを細々と続けている理由は、農村の永続性を考えるためである。それは、「現実的な実務家として」働く私に対し、農本主義的な視点を私に与え、その中庸を図りたいという意識があるのだと思う。


 私は、村上春樹さんがいう「非現実的な夢想家として」の視点を意識的にもつことで、日常的な「現実的な実務家として」の私に対するカウンターとしたいのだ。この感覚を理解していただける方々とは、一晩でも語り合いたいと思う。


 村上春樹さんは、「非現実的な夢想家として」自分を位置づけることを格調高く宣言された。「現実的な実務家」からの批判は続くことになるだろうが、私はその勇気に敬意を表したい。