太陽光を集めて水から水素を作ろう


 将来どこかのタイミングでエネルギーキャリアは水素になるのだろうと思います。もちろん小水力などの分散型発電機をスマートグリッドにつなげるのは否定しないのだけど、メガソーラーなど大規模になんかしようとするときは水素を生産して有機ハイドライドなどに加工し、輸送や貯蔵を行ったほうがよいのだろうと思うのです。多分、10年後はスマートグリッドが、30年後は水素利用が活発化するだろうと思います。



 で、日本でもよい実験が始まっていますね。
 投資を考えるならば水素も視野に入れてもよいのでは?



宮崎県、太陽光による水素製造を研究
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20110617-OYT1T00012.htm

 東京電力福島第一原子力発電所の事故などを受け、自然エネルギーへの注目が集まる中、宮崎県は全国3位の日照時間を生かし、太陽光による「新エネルギーの拠点づくり事業」に乗り出す。
 水素製造では、新潟大が研究を進める技術を活用する。水を分解し、水素を発生させるには通常約3000度の高温が必要だが、同大の開発した触媒を使用することで1500度まで下げることができる。県は、ビームダウン式集光装置との併用で、太陽光による水素製造技術の開発を目指す
 水素を安定して供給できるようになれば、水素自動車や燃料電池などへの利用が可能になる。県は2020年頃までの実用化を見込んでおり、民間への技術移転や企業誘致も促進するという