農家とエネルギー


 2007年に当ブログを立ち上げた理由は「農村のエネルギーの自給を考える」ためでした。


 なぜ農村のエネルギーの自給を考えるのか
 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20070924/1191109407

 50年後、原油やウランなどの価格が高騰した時に、私たちの子供が農業を続けられないといったことがない様に、今から体制を整えておくべきだと思うのです。


 現代農業はエネルギーを消費することではじめて成立します。しかしエネルギー価格は国際情勢に左右され、仮にピークオイルが現実のものとなればその供給さえ不安定となります。


 都市とは異なり、農村では効率性よりも継続性が重視されます。したがって農村・農家は永続的なエネルギー源を確保する必要があり、可能であれば自然エネルギーでの自給の道を探るべきだと考えます。


 「固定買取価格制度」は誰もが利益を得るような完璧な制度ではありません。しかし、農村・農家のエネルギー自給の道を開く可能性を秘めています。


 農村・農家のエネルギー自給について必要性を認めるならば「固定買取価格制度」を推進するべきではないでしょうか。また農水省や農協も「固定買取価格制度」を推進するべきだと私は思います。


 農家、農村、農協、農水省など“オール農業”で「固定買取価格制度」を推進してみてはどうでしょう。「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」の様な運動を“オール農業”で支えてみてはどうでしょうか。


 「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」
 http://www.re50.jp/yaruzo/


 小水力、太陽光、バイオマスなどでエネルギーを自給する農村。そこで2人以上の子供を育てる農家が存続し、安全な食糧と余剰人口を都市に供給し続ける。その実現こそが国家の重要な役割であり、「固定買取価格制度」の実現こそが“焦点の歩”であると私は考えます。



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 「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」がスタート
 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20090311/p1


 都市と地方
 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20090309/p1