エモーショナルなエコ・イベントは苦手


 「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」のことを考えていたら「Earth Day Tokyo 2008」を思い出してしまった。


Earth Day Tokyo」


 Earth Day Tokyo 2008 に苦笑
 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080417/p1


 調べてみたら今年もやるのね。


 Earth Day Tokyo 2009
 http://www.earthday-tokyo.org/


 資本主義のカウンターとして“グリーン”や“スロー”を仕立てたい気持ちは分かるのだけど、“地球”をテーマとした都市のエモーショナルなエコ・イベントには違和感を感じる。


 なんか本質的に国家や地方の存在を理解していないような気がして物足りない。ただし「Earth Day Tokyo 2009」では「農」をテーマに農村と都市を結びつけるようなイベントもあるようなので、だんだん良くなっているようにも思える。


 都市と地方
 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20090309/p1


「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」


 一方、「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」は「固定価格買取制度」という政策実現を目指すところが良いところ。


 ここではピークオイルへの対応とエネルギー自給率を高める必要性が語られて欲しい。ということで「迫る地下資源の枯渇」という表現があるのはいかがなものかと思う。


 オイルは枯渇しない
 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080809/p1


 また分散型の新エネルギーは地方(農村)で展開されるべきであり、都市には原発などの大規模で効率的なエネルギー源が必要であることも再認識しておきたい。



 それらをすっ飛ばして“地球環境”から大上段に語られてしまうと「Earth Day Tokyo」的になるので注意して欲しい … などと注文しながら「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」を支持してまいります。



 「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」
 http://www.re50.jp/yaruzo/




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