食料自給率の問題点


 食料(食糧)自給率の問題点を簡単にまとめておこう。


食料自給率とは


 食料自給率農水省が算出している指標である。


  食料自給率とは
  農水省
  http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/011.html


 ちなみに平成19年度概算値は下記の通り。

 カロリーベース総合食料自給率=1人1日当たり国産供給熱量(1,016kcal)/1人1日当たり供給熱量(2,551kcal)=40%

 生産額ベース総合食料自給率=食料の国内生産額(10.0兆円)/食料の国内消費仕向額(15.1兆円)=66%



食料自給率の問題点


 「食料自給率」については、月刊誌「農業経営者」で問題点が指摘されている。


  食料自給率向上の罠
  農業経営者
  http://www.farm-biz.co.jp/030current/cur028fake/


 この他に、私が気になるのはエネルギー自給率との関係である。

 食料安全保障の観点から食料自給率を考える場合、生産等で必要となるエネルギーの供給面も考慮に入れなければ意味がない。食料自給率を高めることを政策目標に掲げるとしても、エネルギー供給を海外に依存しているかぎり、食料安全保障上のリスクは変わらないと思う。


 以上、とりあえず簡単にまとめてみた。