エジプトの平均年齢は24歳、チュニジアは30歳


 チュニジアとエジプトの反政府運動の背景にはやはり人口動態があるのかもしれないという話をtwitterで教えていただきました。ありがとうございます、小早川タクミさん(http://twitter.com/takumi_kb)。


 反政府運動が続くエジプトの人口は7800万人、その平均年齢はなんと24歳とのこと。信じられますか? 人口7800万人で平均年齢が24歳ですよ!


 これはここ30年で人口が急増したためだと考えられますが、エジプトには観光業ぐらいしか産業がないため、急増した若者の就職先がないわけです。その若者の不満が80歳を超えるムバラク大統領に直撃しており、現在の反政府運動を続けさせるエネルギーのひとつとなっているようですね。


 この人口構造は多くのアラブ諸国で同様であり「ジャスミン革命」が起こったチュニジアの平均年齢は30歳とのこと。


 世界人口はガンガン増えているわけですが、増加する若者の就職先がない場合、国家が不安定になるわけですかね。2011年のオバマ大統領の一般教書演説では“未来の勝利には雇用の確保が必要”と言っていたのはこのことかも。


  今後、国家は雇用確保競争に走らざるを得ない
  


 詳しくは下記記事を参照のこと


 “人口問題”抱えるイスラム世界エジプトで長期政権が崩れたワケ
 http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/itou/89/index.shtml



■関連記事