10離島でのスマートグリッド実証実験 ちょっと残念


 既報の通り経済産業省は、離島におけるマイクログリッド(スマートグリッド)実証実験の補助事業者公募について、九州電力沖縄電力が採択されたことを明らかにした。



 10離島で太陽光発電のための次世代送配電ネットワークの実証試験開始〜離島における「マイクログリッド実証事業」の公募結果について〜
 経済産業省
 http://www.meti.go.jp/press/20090701002/20090701002.html



 実証試験地は下記の通り。



 □九州電力(鹿児島県)


  黒島、竹島中之島諏訪之瀬島、宝島、小宝島


 □沖縄電力沖縄県


  宮古島多良間島北大東島与那国島




まとめ


 国としては、“スマートグリッド”じゃなくて“マイクログリッド”という名称で通すみたいですね。


  新エネはまず離島から
  http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20090417/p1



 気になるのは、「なんで太陽光だけ?」ということ。固定価格買い取り制による太陽光発電増加の実証実験という意味合いは理解するけれど、本来この地域ならば波力、風力、サトウキビを中心としたバイオマス利用などの方が太陽光発電より安価だろうと思われるので、ちょっと残念。


 せっかく離島でやるのだから地域性も加味して欲しかった。



 バイオハイドライドとは
 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20071104/p1



追記

 太陽光発電施設、風力発電施設、蓄電池、制御装置、及び内燃力発電からなるマイクログリッドシステムの実証設備に対して2/3を補助します。


 あ、風力もやるのか!
 失礼いたしました。


 コレ成功したら「2/3補助」の枠組みで離島をどんどんマイクログリッド化しつつ、中山間村では「+水力」でヨロシクという感じですね。