「スマートグリッド」を肯定的に感じる理由


 「インターネット」の存在を知ったのはたしか Windows3.1がリリースされた翌年くらいだったと思う。ほぼ無料で瞬時にアメリカのサーバーからデータをダウンロードできることを知り「コレは世界を変えるぞ!」という衝撃を受けた。


 プロバイダはたしかBEKKOAMEかRIMNETを使っていて、HTMLを覚えるついでにホームページなどを作っていた。INTERNET MAGAZINEが発刊されて、巻末だったかに“プロバイダ接続図”みたいなのがあって、時間を追うごとに複雑になってゆくのが実に楽しかったことを覚えている。


 1995年にはテレホーダイが始まったので、夜にインターネットやNiftyをやりまくっていたため廃人寸前まで追い込まれた。そして、いつのまにかADSLが普及して常時接続が当たり前になっていた。


 インターネットの発展を眺めることができたのは実に楽しい経験だった。おそらく2000年以降に生まれた人々には、インターネットがない生活がどの様なものだったのか想像することが困難なのではないか。それはたった20数年前だというのに。


 そして「スマートグリッド」にはエネルギー分野におけるインターネットを感じてしまうのだ。インターネットと同様、世界を変えるかもしれないという期待をいだいてしまっている。


 おそらくネット界隈の業界人にとっては「スマートグリッド」のコンセプトは馴染みあるものと理解されるだろう。あらゆる事象について情報化を行うことを使命とするGoogleがこの分野に投資をしてくることは当然のこととして受けとめられるはずだ。



 … などといっても、私はまだ実際には「スマートグリッド」に触れたことは無いんですけどね(笑)