「ピークオイル」という言葉


 Google News で「ピークオイル」や「オイルピーク」を検索したら「該当なし」でした。ちなみに「環境問題」は13,214件ですね。


 “石油資源は枯渇する”という“産出量ゼロ系”の見解はよく見受けられるのに、油田の産出量にはピークがあるという「ピークオイル」の見解がまったく見受けられないのはなぜだろう。


 例えばアメリカは、国内油田の産出量はすでにピークを過ぎている。そして中東諸国やロシアのオイル産出量もピークを迎えつつあるか、すでにピークを過ぎている。


 新エネ系の施策は、この様なピークオイルを背景に語られることが相応しいはずだ。なぜならば、環境面への配慮だけで分散型の高コスト電源を普及させようとすることは合理的ではないからだ。今後、世界のオイルの産出量が漸減してゆくと、その価格も不安定になる。その対策として新エネ系施策の必要性が語られるべきだと思うのだが。


 それにしてもGoogle News で「ピークオイル」の検索結果が「該当なし」というのはショッキングだ。