穀物メジャー・カーギルが絶好調 (*´Д`)=з
世界の穀物貿易の7割以上は「穀物メジャー」が握っているといわれている。その中でも筆頭に上げられるカーギル社の決算がやたらに好調である。
米大手穀物商社カーギル(非上場)[CARG.UL]が19日発表した第4・四半期(3―5月期)決算は、前年比68%の増益となった。穀物加工と肥料部門の好調な業績が寄与した。
純利益は10億5000万ドル。前年同期は6億2800万ドルだった。
米大手穀物商社カーギルの3―5月期は68%増益
ロイター
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-33348120080820
カーギル社はアメリカの覇権を食糧の面で支えている企業である、といっても差し支えないだろう。自社で人工衛星を持つなど、その情報収集力だけでも国家レベルにあり、肥料、種子、物流までを総合的に支配するなど、世界の穀物貿易を牛耳っている。
オイルでは、産油国が「石油メジャー」から主導権を奪った。しかし食糧では「穀物メジャー」の支配が続いている。WTOなど、カーギル社さらにはモンサント社の為に開かれているのではと思えなくもない。
「安い」という正義の裏側にはしたたかな支配構造が隠れている。行過ぎた自由貿易の闇は深くて巨大だ。
食糧とエネルギーは地産地消を基本とすることがハッピーではなかろうか。