Googleが地熱発電に1000万ドル投資

 NHKでドラマ化された「ハゲタカ」作者・真山仁さんの著作に「マグマ」がある。これは外資系ファンドが地熱発電の潜在能力を認め、地熱発電をキーに国内のエネルギービジネスに切り込もうとするお話である。



マグマ

マグマ

 外資系ファンドに勤める野上妙子は、地熱発電を研究運営する日本地熱開発の再建を任される。地熱発電の大いなる潜在能力と可能性を信じ、再建を模索するが――。地熱発電に命をかける研究者魂、地熱発電を政争に利用とする老政治家の思惑や外資ファンドの暗躍などに加え、最新のエネルギー情報をちりばめて描く大型経済情報小説。石油価格の高騰と共にエネルギー危機が叫ばれる今、話題沸騰間違いなしの問題作。

マグマ 紹介文より



 「安い石油がなくなる」時代、原発への依存を強める日本国において地熱発電を武器にエネルギービジネスに乗り込もうとする際の障害が描かれていて面白い。その中でRPS法や原発利権など、日本国内のエネルギー事情が説明されてゆく。



 さて、そんな地熱発電の研究開発にGoogleが1000万ドル投資をするそうだ。


 Google地熱発電の新技術に$10M投資
 http://jp.techcrunch.com/archives/20080819google-sinks-10-million-into-new-geothermal-technologies/



 日本にも大きな企業は数あるが、地熱発電の研究開発への投資を考えられる企業はあるのだろうか。


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