各国の思惑が対立 多角的貿易交渉


 大詰めを迎えた多角的貿易交渉だが、各国の思惑が対立したままである。


 主要国はラミー事務局長の裁定案を大筋で受け入れる方向で最終調整に入っているが、米国は主要途上国に対し鉱工業セクターでの大幅な関税引き下げに合意するよう求め、一方で中国とインドは、途上国は農産物輸入の増加を制限する新たな措置を与えられるべきだと主張している。


 また、途上国向けの農産物の特別セーフガード(緊急輸入制限)をめぐる思惑もあり、農産物輸出国のパラグアイウルグアイなどがその他の途上国と対立している。


 さらにフランスは特定の食品に対するより厚い保護を望み、ドイツは製造業者が新たな輸出機会を得ることを求めている。


 さらにさらにEU加盟9カ国は、欧州委員会のマンデルソン委員(通商担当)に対し、交渉でより良い条件を要求するよう求めたという …



 WTOクラスの会議に出席するってどんな気持ちだろう。
 キツイよなぁ



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