「なぜ水力か」洞口幸男氏 3
「コミュニティ・エネルギーの可能性を探る」(J-WatER)の内容まとめてゆく。まずは「なぜ水力か」と題した洞口幸男氏(群馬県企業局長)氏の講演から。
□これまでの関連記事
「なぜ水力か」洞口幸男氏 2
http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080413/p1
「なぜ水力か」洞口幸男氏 1
http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080224/p1
「コミュニティ・エネルギーの可能性を探る」(J-WatER)に参加
http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080223/p1
中小水力が普及しないのは「バカの壁」のせいであると喝破した洞口幸男氏の危機感は大きい。
□危機感
洞口幸男氏が語った危機感は下記の通り。
・電気工学科を学ぶ学生が少ない
・団塊の世代がリタイアした後は技術力がなくなる
団塊の世代を中心とした水力を支えてきた技術者がリタイアしてゆくため技術力が落ちてゆく。また電気工学を学ぶ学生が少ないため技術の伝承も不十分になる。純国産のエネルギー源が注目される時には、技術者不足という別の問題が起きるのではないか。
つづく