「なぜ水力か」洞口幸男氏 1
「コミュニティ・エネルギーの可能性を探る」(J-WatER)の内容まとめてゆく。まずは「なぜ水力か」と題した洞口幸男氏(群馬県企業局長)氏の講演から。
洞口幸男氏(群馬県企業局長)の講演は、新エネルギーのうちなぜ水力に注目するのかを明らかにする講演となった。太陽光でも風力でもなく「なぜ水力か」なのか、多少過激ではあるが的を得た言葉で非常に分かりやすく説明されていた。
「なぜ水力か」は、1枚の写真で説明できると洞口氏は話す。その写真とは「吉岡自然エネルギーパーク」内にある出力表示盤を撮影したもので、そこには「吉岡風力発電所リバートピア」「吉岡太陽光発電設備」「天狗岩水力発電所」の出力が常時表示されている。(下記に写真のリンクを掲載)
「吉岡自然エネルギーパーク」内にある出力表示盤
http://www.pref.gunma.jp/j/05/images/sinnene/hyouji.jpg
この写真で一目瞭然なのは、太陽光、風力、水力の出力を比べると、水力の出力が飛びぬけて大きいことである。もちろん設備の規模の差はなどの条件が揃っているとはいえない面もあるだろうが、太陽光や風力に比べ、水力の出力の高さや安定性は間違いのない事実なので、そのアピールには絶好であろう。
つづく
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「コミュニティ・エネルギーの可能性を探る」(J-WatER)に参加
http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080223/p1
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