小水力発電のメリットと注目されない理由
「小水力利用への注目が下がっている」のではないかと心配になっている今日この頃です。2009年5月22日に「小水力が注目されない理由」を考えてみたのですが、さらに追加したい点ができましたのでアップデートです。
小水力のメリット
まずは小水力のメリットを1点追加。
・中山間地域コミュニティの核になる
・太陽光や風力に比べ、出力が大きい
・太陽光や風力に比べ、安定性が高い
・太陽光や風力に比べ、安い
今回追加したのは「中山間地域のコミュニティの核になる」です。
根拠は「小水力発電の電力買取価格をせめて太陽光パネルの半額に引き上げて」を参照してください。
小水力が注目されない理由
次に小水力が注目されない理由も1点追加。
・都市、重工業を支えるには力不足
・欧米ではマイナー
・基本的にローテク
・水利権関係が複雑
・初期投資費が大きい
今回追加したのは「都市、重工業を支えるには力不足」という点。都市や重工業を支えるには非力であることは確かです。「農業とエネルギー」的には興味が薄い論点なのですが、太陽光パネルが国策で推進されるのに、小水力がそうならないのはこの論点が大きいですよね。都市(中央)で物事を考えていると、中山間地域からの視点なんて分からなくなるんだよな。