「Win the future」 Obama says


 少し前にオバマ米国大統領の今年の一般教書演説がありました。やっとその全文を読み始めました。今年の演説に題名をつけるならばきっと「Win the future」になりますね。



  米一般教書演説:オバマ大統領演説(詳報) 「未来の勝利」のために
  毎日jp
  http://mainichi.jp/select/world/news/20110127ddm007030101000c.html



 冒頭、アリゾナ州の銃乱射事件で重傷を負ったギフォーズ下院議員に触れながら両党の協調を呼びかけるオバマ大統領の演説は相変わらず格調高いと思います。そして、アメリカが抱える最大の問題は雇用問題であり、その解決法として主にエネルギーと教育への投資が語られています。しかし映像で見た印象では議員たちの共感は薄いようでした。


 明らかにオバマの求心力・主導力が落ちてきているようです。それは医療保険改革に象徴される大きな政府、小さな政府という対立もあるのでしょうが、根本的にはアメリカ国家が直面する様々な問題への政府の有効性なのかもしれません。


 情報技術の進展を背景としたグローバル化に対する政府の有効性は世界的に疑問が大きくなりつつある印象があります。オバマアメリカでも例外がないとなれば、そもそもが政府レベルで解決すべき問題ではないのかもしれませんね。


 まずはここまで。


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