林を大事にした理由


 畑を20年間ほったらかすと林になるわけだが、義父によるとそんな林も昔は大事に扱ったとのこと。なぜならば林は、建材と燃料の貴重な供給源だったからだ。


  畑を20年間ほったらかすと林になる
  http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20090605/p1


 鉄や石油が気軽に使えない時代、日本では建材も木、燃料も木であった。建材と燃料の供給源である林は大事にしようという気になるのは当たり前だろう。


 そして江戸幕府は全国で山を経営した。また各藩も積極的に山を経営した。それは燃料と建材を生産するためである。ピークオイル後の世界は、きっとこの様な方向へと回帰する流れもでてくるだろう。


 「すると林業が復活するよな」「この場合、物流は河川を使いたい」「ひょっとして木場も復活か?」などと想像しただけで、とても清々しい気分になれる。


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 空想は、安上がりな趣味である。