地球環境イニシアティブのシンポジウムに参加 3
「地球環境イニシアティブのシンポジウムに参加 2」の続き。
環境運動について
私は、環境運動の多くに違和感をもっている。“地球にやさしい”という言葉はキライだ。
環境運動の多くは、環境が悪化して困るのは人間であって地球ではない、というあたり前の事実を理解していないように感じる。そもそも地球にとっては、地表の平均気温が50度を超えようが、全球凍結を起こそうが、哺乳類が絶滅しようがどうでもよいことである。
地球に比べて火星や金星はやさしくはないが、それは人間が生存できる環境という意味においてでしかない。そして、それぞれの星にとって、人間が生存できる環境などということは、どうでもいいことなのだ。
今回、地球環境イニシアティブのイベントで嬉しかったことは、発起人代表である岡田武史氏が同様の見解を述べたことである。この人はステレオタイプの環境派じゃないなと、その時感じた。
「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」について
地球環境イニシアティブが推進している「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」は、再生可能エネルギーを普及させるために毎月100円負担してもいいぞ、という宣言を集積する運動である。
経済産業省が「固定価格買取制度」の実施について発表を行ったところ、「この不景気で家計が苦しい時に月100円の負担増は冗談じゃない」という批判的なメッセージは数多く寄せられたものの、「よくやった!」という肯定的なメッセージはまったくといっていいほど寄せられなかったそうだ。
その様な状況の中では「固定価格買取制度」の実施について、国民、市民、消費者側からの肯定的なメッセージを発信、集積することは意味があるわけである。だから私は、当ブログの右上に「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」のバナーをつけたりしている。
これが単純な環境運動であったら、ウンザリして近寄らなかっただろう。当日はそれが確認できたので良かったと思う。