ロシアが食糧輸出の規制緩和へ


 asahi.comによると、ロシア、ウクライナベトナムなどが食糧輸出規制の緩和や撤廃をはじめたとのこと。



食糧輸出規制、緩和の動き ロシアなど、批判意識か
http://www.asahi.com/business/update/0630/TKY200806300370.html

食糧の輸出国が、価格高騰の原因の一つとされている輸出規制を緩和し始めた。主要8カ国(G8)の中で唯一、輸出規制をしてきたロシアが1日から小麦や大麦の輸出税を緩和するほか、ウクライナベトナム規制撤廃や輸出再開に乗り出した。豊作見通しに伴う方針転換だが、北海道洞爺湖サミットの主要議題となるだけに、批判をかわす狙いもあると見られる。

 サミットでは、日本政府は輸出規制の自粛で各国首脳間の合意を取り付けようとしており、ロシアなどの動きは追い風となりそうだ。日本政府関係者は「食糧高騰が世界的な問題になり、批判が出てきたことが背景にある。ロシアはサミットを意識した可能性が高い」と指摘している。


 サミットうんぬんという話もあるが、基本的にはロシアもベトナムも豊作見通しということである。なんだかんだいって「食糧危機」の時代に「豊作」というニュースは喜ばしいことであろう。4月の時点では小麦・大豆は価格安定という予想だったが、少しは落ち着くといいけれど。

 
 小麦・大豆価格は安定、トウモロコシは上昇か
 http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20080419/p1



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