小水力の優位性
「エネルギーの地産地消」に欠かせないのがマイクログリッド。そのマイクログリッドの発電施設としては風力、太陽光、バイオマスなどの新エネルギーが考えられている。
しかし私は、イマイチ注目が集まらない小水力をマイクログリッドにおける発電施設の柱に推してみたいと思う。
なぜ、いまさら水力(小水力)なのか … そのポイントをゆっくりと述べてゆくことにする。
□水力発電のイメージ
日本における水力発電のイメージは
・水力発電は価格が高く採算に合わない
・水力発電の経済的適地はすでにない
というものではないだろうか?
ここで改めて水力発電の優位性を述べてみよう。
□水力発電の優位性
1.持続可能性
2.発電単価に占める燃料費がない
3.発電量が比較的安定している
4.基本的にローテク
5.歴史が長いため未知のリスクが少ない
火力や原子力と比べて、発電単価に占める燃料費がゼロであり、かつ持続可能であることは優位と言えよう。また風力、太陽光、バイオマスなど新エネルギーと比べると、発電量が比較的安定しており、歴史が長いため未知のリスクも少ないことが優位といえるのではないか。
また基本的にローテクなため個人レベルでも自作できてしまうところが好ましいと考える。
参考:小水力エネルギー読本
- 作者: 小水力利用推進協議会
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
■関連記事
- 小水力利用が太陽光利用と同格に
- 「(小水力は)極めて大きな意味を持つ」 麻生総理
- 小水力を応援するには
- 小水力が注目されない理由
- 固定価格買取制度「小水力も」斉藤環境相
- 自然エネルギー政策プラットフォームが発足
- “日本型フィードインタリフ制”を検討開始か
- Earth Day Tokyo 2008 に苦笑
- 「なぜ水力か」洞口幸男氏 1
- 水力は古くて新しいエネルギー
- ハイドロバレー計画ガイドブック 概要
- 水力エネルギーのポテンシャル
- 小水力の優位性