G20閉幕 食料高騰問題への対応策は次回に持越し
G20が閉幕しました。今回のG20で注目するべきは食料高騰問題への対処でした。
食料問題がG20の主要議題に
http://d.hatena.ne.jp/Farmers_Energy/20110218/p1
結果はどうだったのでしょうか?
主な合意は下記のとおり。
・高騰の要因を調査する作業部会の設置
・商品市場の透明性を高める
それぞれ議論が尽くされているような気がするのですが、こうなった背景は次の要因があるようです。
G20財務相会議:閉幕 先進国と新興国、食料高騰で利害対立 具体策踏み込めず
mainichi.jp
http://mainichi.jp/select/world/news/20110221ddm002020104000c.html
具体策に踏み込めなかった背景には、食料高騰の要因をめぐる先進国と新興国の意見の対立がある。中国は「一部先進国の量的金融緩和策で、商品価格上昇を招いている」(中国の馬建堂・国家統計局局長)と米国などを非難。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は主因は中国など新興国の需要の高まりと反論する。
中・米両国の言い分はどちらも正解でしょ、という気がします。そのあたりの議論を整理するために「作業部会」を設置する必要があるのでしょうね。ま、とにかく一歩前進したことには間違いありません。6月に行われるG20の農相会議に期待したいと思います。
日本も6月には存在感を出したいところですね!!
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