米の1合売りを行うべき
米屋は、米の1合売りを行うべきだと思うんです。
パン屋でパンを買う時は1個から買えるのが当たりまえですが、米屋で米を買おうとすると下手をするとキロ単位となります。
パンは焼きたてが一番旨いことは誰もが知っています。ですからパンを買ったら早く食べようとしますし、「パンのまとめ買い」なんてことはバカげたことだと誰もが知っています。
コーヒーも同じです。ちゃんと自分で豆を炒るお店で豆を買って、すぐに自分で挽いて飲めば旨いコーヒーが飲めます。
米も同じです。精米したての米を最新の電子ジャーで炊けばどんな米でもそこそこ美味しく食べられます。逆に、どんなブランド米でも精米から時間がたてば不味くなります。
パンもコーヒーも、時間がたてば風味が失われます。
米もまた同じです。
米は、精米した時点から酸化のため味が徐々に落ちてゆきます。でも一般的には精米した米をキロ単位でまとめ買いしてしまいます。パンと同様、「米のまとめ買い」もバカげているのに、それが習慣になってしまっています。
米の消費量が減る一因として、米の食べ方が間違っていることがあげられるのではないかと私は思います。精米から時間がたち風味が失われた米を食べ続けるなんて少なくとも私にはできません。
米屋はその日に精米した米を店頭にならべるべきで、しかも1合からの量り売りに対応するべきです。その日に食べるお米は、その日に買うことが理想的です。少なくとも、その週に食べるお米は、その週に買うような選択肢はあるべきです。
米の消費量が落ちている原因は、「米を美味しく食べる」という事への努力が流通・小売側に少なかったからという面もあると思いますね。
とにかく精米日にはもっと関心が集まるべきだと思います。精米後の賞味期限を10日位にしてしまうのもいいと思います。
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