海からウラン
原発の弱点は、燃料が枯渇性資源である点です。つまりピーク・ウランが起きてしまうのが根本的な問題点というわけですね。
↑↑という結論を個人的に出していたため、50年後の原発はさびしい状況にあるだろうと思っていたのですが、逆転ホームランが出そうですね。
海中ウランの価格競争力
環境・エネルギー事情
http://d.hatena.ne.jp/rcf/20090629/1246253969
海中ウランの回収コストの場合
現時点での回収コストを前提として海中ウランを使った場合,さらに3倍,つまり,燃料費は6円/kWh程度と考えられる。発電コストに換算すると11円/kWhとなり,この時点でも,2004年当時の原油価格を前提とした石油火力発電と対抗できるコスト競争力を有している。
ウランって海に含まれているの????
調べていたらこんなことまで …
見つめていたら海は資源の宝庫
http://www.jaea.go.jp/jaeri/jpn/publish/01/ff/ff43/topics.html
海中にウランがどれくらいあるかを計算してみたところ、日本近海に黒潮が運んでくる量だけで、1年間に約520万トンあることがわかりました。 これは、地球上の埋蔵量に匹敵する量が1年間で運ばれてくるということです。 現在、日本のウラン消費量は年間約6,000トンですから、1年間に運ばれてくるウランの約0.1%を回収するだけで、日本国内で消費する分を賄えることになります。
… 中略 …
また、実際に実験してみた結果、ウランのみならず、バナジウムがウランの倍近く捕集できることもわかりました。 バナジウムは高温に強くてさびにくい金属で、チタンに代わって需要の増大が見込まれている金属ですが、世界ではわずかカザフスタンと南アフリカでしか産出しない希少なものです。 これが、海からたやすく捕集できることが判明しました。 そしてコバルトやチタン、モリブデンなどの有用希少金属も捕集できることもわかりました。 これで、日本はエネルギー源だけでなく、新しい資源も産出できる国になれる可能性が見えてきました。
黒潮おそるべし。
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