原油価格について


 「農業とエネルギー」の更新をサボっていた2008年9月から2009年2月の間に変わったことといえばエネルギー価格があります。


 NY原油価格は、2008年9月は115ドルほどでしたが、2009年2月は35ドルほどとなっています。つまりNY原油価格はこの半年間で1/3以下になったということですね。


 原因は、景気後退による需要減 … じゃないですよね


 世界石油需要も世界石油生産量も2007-2009年でみると、少なくともNY原油ほどの劇的な変化はないです。


 原因は、心理でしょうかね。
 市場って面白いな。


 この様なエネルギー価格の変化で怖いのは新エネルギーへの関心が減ることだろうと思っていたのですが、オバマ大統領が「グリーン・ニューディール政策」として景気対策、エネルギー安全保障、雇用創出、排出削減などをするそうで、新エネルギーへの関心は続くようです。


 むしろ次のバブルを“グリーン”で起そうという雰囲気が … ピークオイルへの対応が必要という大きな流れに変化はないわけですから地に足つけてやって欲しいものです。