オイルは枯渇しない
ピークオイル論では、埋蔵量の半分を失ったあたりで生産量はピークを迎え、以後、生産量は漸減するとされている。したがって生産量のピークが過ぎて漸減している状況では、可採年数はゼロに向かうどころか逆に増加することさえあるのだ。
つまりピークオイル論的に考えるとこう言えるのではないか。
オイルは枯渇しない。
しかし埋蔵量の半分を失うと生産量は漸減してゆく。
ピークオイル後は、「オイルはX年間は枯渇しない」または「オイルはX年分存在する」という言い方には意味がなくなる。問題は、需要に対する供給がどれだけ可能になるのかという一点に絞られるだろう。
つづく
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