新多角的貿易交渉が21日から閣僚会議


 世界貿易機関WTO)の新多角的貿易交渉ドーハ・ラウンド)の閣僚会議が21日からジュネーブで開かれる。



 wikipediaによると、「世界貿易機関」とは自由貿易促進を主たる目的として作られた国際機関だそうで、その基本原則は下の3つだそうだ。


1. 自由(関税の低減、数量制限の原則禁止)
2. 無差別(最恵国待遇、内国民待遇)
3. 多角的通商体制


 また、物品貿易だけでなく金融、情報通信、知的財産権やサービス貿易も含めた包括的な国際通商ルールを協議する場であるとのこと。


 世界貿易機関
 wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%B2%BF%E6%98%93%E6%A9%9F%E9%96%A2



 さらに新多角的貿易交渉ドーハラウンド)とは、2001年11月のドーハ閣僚会議で立ち上がった通商交渉で、農産品、工業品の貿易自由化だけでなく、サービス、途上国問題、紛争処理などを幅広く扱う通商交渉全般のことだそうである。


 新多角的貿易交渉
 wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%A4%9A%E8%A7%92%E7%9A%84%E8%B2%BF%E6%98%93%E4%BA%A4%E6%B8%89



■まとめ


 ドーハラウンドとして各国が2001年から交渉開始、2003年9月には一度交渉が決裂している。その後、「枠組み合意」が2004年7月31日に採用され、2008年内に合意できるかに注目が集まっている。


 21日からはじまる閣僚会議では「貿易ルール」に関する合意ができるかがポイントとされている。ドーハラウンドでの最大の争点は農業自由化である。


 資源高、食糧危機の時代に農業自由化を語るドーハラウンドの行方に注目である。